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仕事の流れ

STEP1.打合せ・見積り作成

打合せ・見積り作成
2Dまたは3Dの図面や仕様書といった製品データをもとに、お客様と打合せを行います。
新車種の部品などを将来的に量産できるよう、しっかりと計画を練っていく大事なステップです。お客様のご要望を形にすることはもちろん、無駄なコストが発生しないよう検討を重ねます。
打合せ完了後、内容にもとづき見積りを作成します。

STEP2.設計図・加工データの作成

設計図・加工データの作成
弊社の金型設計者が製品の形状と加工性を考慮しながら工程設計をします。
その工程設計から個々の工程の金型設計図をCADを用いて作成します。
さらにこの金型設計図をもとに、ワイヤカットや放電加工、マシニングなどのNC(数値制御)加工に用いられるプログラムなどを作っていきます。

STEP3.金型加工

データの準備が終わると金型加工の作業に入ります。
次のように多くの工程を経て加工されるため、金型の完成まで約2ヶ月間かかります。

(1)材料取り・前加工

前加工・熱処理
まずは金型に使用する各部品に必要な大きさの鋼材を購入し、部品の穴あけや基準面を作るための研削、研磨などの前加工を施します。
そのほか、必要に応じ焼入れ・焼戻しを行い、鋼材の強度や粘り・靭性を高めて、割れやヒビなどが入らないようにするものもあります。

(2)マシニング加工

マシニング加工
下準備が終わったらダイプレートなどはマシニングセンターで削り出します。
マシニングセンターとは、フライス削り・中ぐり・穴あけ・ネジ立てといった切削加工を1台で行える工作機械です。
すべての切削作業をマシニングセンターで行えるわけではありませんが、主に大型の金型部品を効率的に作成できます。

(3)切削加工

切削加工
金型に必要な多様な個々のパーツをNCフライス盤・旋盤・汎用フライス盤・ボール盤などの工具を用いて、精密な切削加工を施します。
多くの部品を段取り良く並行して準備していきます。

(4)ワイヤカット・放電加工

放電加工
放電による熱を利用した加工機を用いて、通常の切削工具で加工が困難な部位や複雑な形状の部品を作成します。
放電加工とは、アーク放電によって電極と鋼材の間を溶かし除去する加工法で、ワイヤカット放電加工機・放電加工機などの加工機が用いられます。
加工面が滑らかになるため、仕上げの磨き工程における時間短縮にもつながります。

(5)磨き

磨き
摺動部などは仕上げに、マイクログラインダやヤスリやペーパーなどを使って磨き上げます。
金型の形状は複雑なものも多く、磨きの工程のほとんどが手作業によって行われます。
必要に応じて細部まで確認しながら、表面粗さ(面粗度)を高めます。

STEP4.仕上げ・組み立て

仕上げ・組み立て
加工した金型部品を金型図面通りに組み立て、仕上げ・測定に入ります。
試打ちと測定を繰り返して、プレスされた品物が図面通りに仕上がるように、熟練技術者が長年の経験で培った技術と方法で調整を行います。

STEP5.動作チェック(トライ)・金型完成

動作チェック(トライ)・金型完成
量産時に使用するプレス機と材料を用いて試し打ちを実施します。
この最初の試運転(ファーストトライ)で不具合項目を見つけ出したり、作業性のチェックを行なったりして、この先の生産に支障の無いように金型を準備して完成となります。

STEP6.量産開始

量産開始
金型完成後、客先の生産立ち上がりのスケジュールに合わせて、仕入れ先や協力会社との打合せ、材料の手配などを行い、量産を開始させていきます。

日々の生産活動は以下のような手順を繰り返しながら進んでいきます。

  1. 生産計画および修正 +(仕入先発注・材料手配など)
  2. 客先注文・出荷作業 +(納期調整など)
  3. 納入実績管理
ISO 9001:2015 認証適合
富士精工株式会社は2017年5月にISO 9001:2015の認証に適合しました。
富士精工株式会社

〒467-0852
愛知県名古屋市瑞穂区明前町9-31
TEL.052-821-3151
FAX.052-822-1374
1.金属プレス加工
2.金属溶接加工
3.プレス金型製造
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